実家に住む人が居なくなり、空き家になったり、不動産を相続したり。
誰にでもあり得ることです。
そんな「空き家」になったお家。そのままにしておくと、問題なんです・・・。
空き家所有者が抱える問題
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しかし、空き家を巡る問題のほとんどは、所有者が悪で近隣住民は被害者という単純なものではありません。所有者自身も、空き家の管理や活用について問題を抱えていることが多いのです。そして、所有者が抱える問題の多くは、法律や税制、もしくは物理的な問題であることが多いため、簡単に解決することができないのです。
空き家が増える原因
なぜ放置される空き家が出てくるのか、空き家の増加にはいくつもの理由があります。
① 高齢化社会
空き家になってしまった理由として、住人の死亡や入院、老人ホーム等への入居等があげられます。所有者が高齢だと管理
できないケースは多くなります。現在の住まいと離れていればなおさらです。
そして、高齢者が亡くなった場合、子供が相続することになりますが、現在は核家族化により子供も住居を持っているケース
も多く、その場合親の住居は空き家になってしまいます。
② 空き家所有者が抱える管理や活用の問題(住めない、貸せない、売れない)
③ 固定資産税
住んでいなくても、建物さえ立っていれば固定資産税の軽減措置が受けられるため、老朽化が進み住めない住宅でも解体
がなかなか行われません。
④ 新築偏重
日本では新築の住宅が大変好まれます。それに加え新築住宅には減税などの優遇措置がとられており、中古住宅を購入す
る際のローンやリフォーム費用等には優遇措置はありません。新築物件は次々と建てられる一方、中古物件の市場取引は
伸び悩み、人口減少が転じた今は住宅の供給過多になっています。
⑤ 相続と地権者の問題
空き家を放置しているとどんなことが起こるか
空き家放置による懸念事項
① 建物の老朽化 |
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空き家の管理が行き届いておらず、周辺環境に悪影響を及ぼしてしまっている場合、平成27年5月に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、行政からの指導や処分が行われるようになりました。空き家を所持している限り、適正な管理が求められます。空き家も大切な資産ですから、遠方に住んでいる等でご自身で管理が困難な場合は、ぜひ代行業者に依頼してはいかがでしょうか。
特定空家にされないために・・・
自宅や実家が空き家になってしまう理由も、空き家を利活用できるようになるまでの期間もさまざまです。
・急な転勤で家を空けることになった。
・親が介護施設に入るので、実家に住む人が居ない、etc・・・。
その間、誰も利用していない住宅は一気に傷んでしまいます。前述の通り、空き家を放置することにより起こる様々な問題もありますが、何より大切な資産であるはずの住まいが近隣住民にとって迷惑でしかない空き家になってしまうのは悲しいことです。物理的な理由(遠方に住んでいる等)の場合は、ご自身だけで空き家を維持・管理することは大変なことかもしれません。しかしながら、空き家の所有者である間は適正管理が必要ですから、個人で頑張りすぎず代行業者に頼ってみるのも良いかもしれません。
迷惑な空き家「特定空家」になる前なら、空き家の利活用の間口も広がります。最終的に、所有している空き家をどうしたいのか・・・賃貸?売却?を今のうちから見据えておくと良いですよね。
フォレスト不動産では空き家管理サービス以外でも空き家に関するご相談を承っています。空き家の利活用や税金等、気になる事があれば何でもご相談ください。